商品開発について【#6】

「アスPの部屋」飲食入門編

ドラマブログ「キラ✦ハン」の当週内容を飲食プロデューサー「アステ」が、より詳しく掘り下げて解説。自称「伝説の飲食プロデューサー」が語る、繁盛店を作り育てるコツや業界の色々な裏話などを紹介します。

リポーター

全国の独立を志す料理人さんや、飲食業界で働くみなさん。こんにちは‼

リポーター

今週も皆さんのお仕事の役に立つアスPの部屋飲食入門編の時間です‼

アステ

こんにちは

リポーター

アスPさん、実は最近このコーナーの反響が大きくなっている様です‼

アステ

ありがとうございます‼

リポーター

やはり、現在飲食店で働かれている方たちにとっては、感覚でなんとなく分かってたつもりの事も、あらためて理論的に細かく説明を受けると「なるほどね~」と思われることが多い様です。

リポーター

「今週も楽しく見させていただきました!」というご感想を何件もいただいていますよ♪

アステ

それは嬉しいですね♪  私の話が皆様のお役に立てているのであれば何よりです‼

リポーター

では今週も、読者の皆さんが気になるポイントの解説をお願いしますね‼

リポーター

今週はどの様なテーマでしょうか?

アステ

今回のテーマは商品開発です。

リポーター

商品開発ですか?

アステ

ええ、そうです!

アステ

ではまず、リポさんが商品開発というワードを聞いたら、どういったイメージを思い浮かべますか?

リポーター

えーっと 

リポーター

ご質問の意図に合った回答なのかは分かりませんが、例えば大手コンビニさんの本社で担当者の方が新商品候補の試作を何度も何度も繰り返して、それを会社の偉い方に試食してもらって合格するまで頑張る、みたいな…

リポーター

ちょっとTVのイメージが強すぎるかもしれませんが…

アステ

そうですね。 新商品を作ること自体が商品開発と言えますね。

アステ

では、こういった企業で新たな商品を作る時には、チームでどんな事を議論していると思いますか?

リポーター

そうですねぇ… 

リポーター

まずは「どんな商品が売れるのか?」でしょう。

リポーター

そして「お客様に美味しいと思われる料理はどれか?」とかですか

アステ

そうですね。

アステ

いまの市場、もしくは近い将来に売れる新商品」、すなわち「お客様がこれから欲しい商品」を作ろうとしているハズなのです。

リポーター

開発の仕事の方は、やっぱりヒット商品を作りたいですよね‼

アステ

いまのコンビニエンスストアのヒット商品の様な話はもちろん、飲食店においてもお店の看板代わりとなりうる目玉商品を作ることは、商売を営む上で非常に大切なことなのです。

リポーター

はい、それは私にも分かります‼ 

アステ

では、ここで6話の本編に戻って思い出してみましょう‼

【#6】唐揚げで勝負だ…⁉

アステ

お店のリーダーである女性2人の持論がぶつかり合う、エキサイティングな展開でした…

リポーター

私は「リカちゃんがヨーコさんに殴りかかるのでは?」と思いながら、ハラハラしながら見てました…(;^_^A   

アステ

そのやり取りの中で、お二人の意見が真っ二つに分かれる場面があります。

アステ

リカさんが唐揚げを選択した理由は「誰もが知っている安心感とおっしゃっています。

アステ

それに対して、ヨーコさんは家庭では味わえない物の提供」重要と。

リポーター

そうでしたね

アステ

この2つを少し違った視点で例えるなら、日常非日常という言葉に置き換えることができます。

アステ

今回の「キラ✦ハン」の話に限らず、この「日常非日常」のいずれを選択するかによって、商品開発の方向性、しいては業態開発の方向性」が大きく異なります。

リポーター

業態開発ですか?

アステ

業態とは、例えば「蕎麦」「もつ鍋」「韓国料理」の様な、〇〇の店」といったジャンルのことを指します。

リポーター

なるほど

アステ

来週に行われるイベントへの出店に対して、日常に寄り添ったアプローチを試みたリカさんは唐揚げのお店を。

アステ

一方で、非日常の演出にこだわったヨーコさんはクロックマダムのお店を選択しました。

注)クロックマダム

➡ベシャメルソース(ホワイトソース)を塗ったパンにハムとチーズを乗せてトーストした「クロックムッシュ」というフランスのブラッセリーなどで提供される料理の上に、目玉焼きを乗せた物。

リポーター

唐揚げクロックマダム」「日常非日常」。ホント対照的ですね… 

リポーター

果たして、一体どちらが正解なのでしょうか?

アステ

その点に関しては第2話の「流行」の時と同じく、共に状況によって一長一短があることですので、一概にどちらが正解と断定する事は出来ません。

アステ

しかし、お店などを取り巻く様々な状況をしっかりと分析することが出来れば、自ずと進むべき方向性は見えてくるということも言えます。

リポーター

私も「キラ✦ハン」ファンの一人として、個人的にはリカちゃんに頑張って欲しいなと思いますが、「状況の分析」と聞くとヨーコさんはかなり手強い相手な気がしてきました…

アステ

確かに、イベントの状況次第では、一日の長があり、引き出しが多いであろうヨーコさんの方がやや有利な展開になることもあり得ますね。

リポーター

くぅ~、負けるなリカちゃん

アステ

では、「商品開発について」まとめましょう。

リポーター

はい‼ 

アステ

まずは、目的をしっかりと再確認しましょう。

リポーター

はい、「売れる商品」を作ることです‼ 

アステ

そして、方向性を定める為にもお客様に何を伝えたいかという目標を決める事。

リポーター

本編では「日常の安心感」か「普段味わえない非日常」でした‼ 

アステ

そして最後に最も重要なことを付け足します…

アステ

それは、世の中に5万とある飲食店の中でどのお店を選択するのかというのはお客様自身が最終的に決めるということ

リポーター

おぉ~‼ 

アステ

決して、お店や作り手の都合だけで商品や業態を開発することが無いように! 

アステ

この部屋で勉強しつつも「自分はウッカリしがち…」という自覚がある読者のアナタ(?)は、特に気を付けてください‼

リポーター

いや~、最後に大事なことを教えてもらいました。 

いよいよイベント本番となる来週の本編が待ち遠しいです‼

「キラ✦ハン」第7話へ続く・・【11/23(月)夕方くらいに配信予定】

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